災害対策・データ保全

止まらないための備えと、消させないための備え。

目標復旧時間の設定から、AWSを活用した構成の設計・構築、復旧訓練を回せる基盤の整備、 そして運用設計まで。作って終わりではなく、いざというとき実際に動く状態でお渡しします。

THE PROBLEM

「バックアップは取っています」は、答えになっていません

問われているのは、取っているかどうかではなく、それで戻せるかどうかです。

どれくらいで戻せるのか、誰も答えられない

目標復旧時間が決まっていないと、構成の良し悪しを判断する基準がありません。費用のかけどころも決まらず、議論が止まります。

バックアップごと暗号化される

ランサムウェアは、まずバックアップを狙います。本番と同じ権限で消せる場所に置いている限り、備えたことにはなりません。

手順書はあるが、試したことがない

復旧手順は書いた時点から古くなります。実際に切り替えてみないと、抜けている前提や権限に気づけません。

TWO PILLARS

「止まらない」と「消させない」を、一体で設計します

災害とサイバー攻撃では、守り方が違います。片方だけでは事業は続きません。

PILLAR 01

災害対策(BCP)

停止しても、決めた時間内に戻す。

地震・停電・広域障害でリージョンや拠点が失われても、事業を続けられる状態をつくります。まず目標を決め、その目標に見合う構成を選びます。

  • 目標復旧時間・目標復旧地点の設定と合意形成
  • マルチAZ/マルチリージョン構成の設計と構築
  • データベースとストレージのレプリケーション設計
  • DNS・ネットワークの切替方式の設計
  • 復旧手順の整備と、手順のコード化
PILLAR 02

サイバー攻撃を意識したデータ保全

侵入されても、データは消させない。

権限を奪われた状態を前提に設計します。本番の権限では触れない場所に、変更も削除もできない形で残すことが要点です。

  • 削除・変更ができない形式でのバックアップ保管
  • 本番とは別アカウントへの退避と、権限の分離
  • 暗号化鍵の管理と、鍵の分離設計
  • 保管期間・世代管理の方針策定
  • 復旧できることの定期確認
RTO

目標復旧時間

停止してから復旧までに許容できる時間。ここが決まらないと、どの構成を選ぶべきかが決まりません。

RPO

目標復旧地点

どの時点まで戻せれば許容できるか。バックアップの取得間隔とレプリケーション方式を決める基準になります。

HOW WE WORK

目標を決めるところから、運用に乗せるところまで

どの工程からでもご相談いただけます。現状構成の評価だけ、訓練の基盤整備だけ、という形も可能です。

  1. 01

    現状把握と目標の設定

    いまの構成でどこまで戻せるのかを確認し、業務への影響から目標復旧時間・目標復旧地点を決めます。ここが以降のすべての判断基準になります。

  2. 02

    災害対策構成の設計

    設定した目標に見合う構成を選びます。過剰にも過小にもならないよう、費用と復旧時間の見合いをお示ししたうえで決めます。

  3. 03

    データ保全の設計

    権限を奪われた状態を前提に、削除・変更ができない保管と、本番から隔離した退避先を設計します。暗号化鍵の分離もここで決めます。

  4. 04

    構築とコード化

    設計した構成を Terraform / AWS CDK で構築します。復旧手順も可能な範囲でコードにし、人の記憶に依存しない状態にします。

  5. 05

    復旧訓練の基盤整備と実施支援

    訓練用の環境をコードから立ち上げられるようにし、実際に切り替えて戻すところまでご支援します。訓練で見つかった差分は構成と手順に反映します。

  6. 06

    運用設計

    誰が・どの判断で・何を実行するのかを定めます。バックアップの成否確認、保管期間の見直し、定期訓練の回し方まで含めて設計します。

DRILL SUPPORT

訓練して初めて、備えは備えになります。

手順書だけでは、抜けている前提に気づけません。実際に切り替えてみて、 想定どおりに動かなかったところを直す。その繰り返しができる基盤を整えます。

訓練環境の用意

本番に影響を与えずに復旧を試せる環境を、コードから何度でも立ち上げられるようにします。

訓練の実施支援

切替と切り戻しの手順に沿って実際に動かし、所要時間と詰まった箇所を記録します。

結果の反映

訓練で見つかった差分を、構成・手順・運用設計に反映します。次の訓練の出発点になります。

AWS SERVICES

実装に使う主なAWSサービス

目標復旧時間と予算に応じて、必要なものを選んで組み合わせます。すべてを使うわけではありません。

バックアップと保管

  • AWS Backup複数サービスのバックアップを一元管理し、取得と保管期間を方針として定義する
  • Backup Vault Lock保管したバックアップを、管理者権限でも削除・変更できない状態にする
  • S3 Object Lockオブジェクトを書き換え不可の形式で保管し、保持期間中の削除を防ぐ
  • S3 Versioning上書きされても以前の世代に戻せるようにする

災害復旧と継続

  • AWS Elastic Disaster Recovery継続的にレプリケーションし、必要なときに待機環境を起動して切り替える
  • クロスリージョンレプリケーション別リージョンにデータを複製し、リージョン単位の障害に備える
  • Amazon RDS リードレプリカデータベースを別リージョンに複製し、昇格させて復旧に使う
  • Amazon Route 53ヘルスチェックと連動させ、切替先へ経路を向ける

隔離と権限分離

  • 別アカウントへの退避本番の権限では触れない場所にバックアップを置き、侵害の影響範囲から切り離す
  • AWS Organizations / Control Towerアカウントを分けて権限を分離し、組織全体に統制をかける
  • AWS KMS暗号化鍵を管理し、本番とバックアップで鍵の管理主体を分ける

いま止まったら、どこまで戻せますか。

目標が定まっていない段階でも構いません。現状構成の評価からご相談を承ります。

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